バドミントン

【バドミントン初心者向け】フォルトとは?フォルトのルールまとめと対策

 

この記事で解決できる悩み

  • フォルトってなに?
  • バドミントンのルールでフォルトになるのはどんなとき?
  • フォルトにならないためにはどうすればいい?

このような悩みを解決します。

 

本記事の内容

  • フォルトとは
  • フォルトのルールまとめ
  • フォルトの具体例5つ

 

初心者はもちろん、中級者〜上級者までフォルトになることはよくあります。

 

この記事では、バドミントンのフォルトのまとめとその対策を紹介します。

 

この記事を読むことで、フォルトになるパターンと、フォルトにならないための対策を知ることができます。

 

結果、フォルトになることが減り、試合で勝てる回数が増えるでしょう。

 

ぜひ参考にしてください。

 

フォルトとは反則のこと

 

まずは、そもそもフォルトとは何かを解説します。

 

フォルトとは反則のことで、バドミントンにも反則があります。

 

バドミントンでフォルトをすると相手に1点が入ってしまいます。

 

サッカーのようにフリーキックでもなく、点数が入ってしまうので厳しいですね。

 

1点差で負けたときに後悔しないように、フォルトになるパターンを知っておきましょう。

 

フォルトのルールまとめ

 

次に、フォルトのルールを紹介します。

 

バドミントンでは、フォルトになるパターンはたくさんあります。

  • ネットを超えて打つ
  • ネットに触れる
  • シャトルが体に当たる
  • 自分とパートナーが続けて2回打つ
  • 同じ人が続けて2回打つ
  • サーブのときにフェイントした
  • 相手の動きを邪魔した
  • ラケットをネット前で立ててブロックした
  • 壁や天井に接触
  • サーブ関係のフォルト

 

それぞれ解説します。

 

ネットを超えて打つ

 

ネットを超えてシャトルを打つとフォルトになります。

 

ネットを超えるとは、相手コートにあるシャトルをネットの上から超えて打つことを言います。

 

相手コートにあるシャトルを打った場合だけ、という点に注意してください。

 

自分のコートにあるシャトルを打ってからラケットがネットを超えてもフォルトではありません。

 

ここを勘違いする人がいるので気を付けましょう。

 

POINT

  • ネットを超えて打たないようにする
  • 打ったあとにネットを超えてもフォルトにならない

 

ネットに触れる

 

ラケットや体がネットに触れるとフォルトになります。

 

ラリー中に触れた場合にフォルトになるので、ラリーが終わっていればフォルトではありません。

 

例えば、点数を取った勢いあまって触ってしまっても、ラリーが終わっているのでフォルトになりません。

 

POINT

ラリーが終わってからネットに触れてもフォルトにならない

 

シャトルが体にあたる

 

シャトルが体や服に当たるとフォルトになります。

 

体や服に当たって、まだ床に落ちてないから打ち返せばいい、というわけではありません。

 

体に当たった時点でフォルトです。

 

同じ理由で、パートナーの服にかすってから自分が打ち返した場合もフォルトです。

 

POINT

体や服に当たった時点でフォルトになる

 

自分とパートナーが続けて打つ

 

ダブルスで自分とパートナーが続けて打つとフォルトになります。

 

パートナーのラケットに少しでもかすったら、そのあとに打ち返してもフォルトです。

 

よくあるのが、前衛が打とうとしたが当たらずにかすって、そのシャトルを後衛が打ち返した、ということがあります。

 

この場合はフォルトになります。

 

前衛はむやみにラケットを振るのはやめておきましょう。

 

POINT

パートナーのラケットに少しでも当たるとフォルト

 

同じ人が続けて打つ

 

自分とパートナーが続けて打つのと同じで、同じ人が2回続けて打ってもフォルトになります。

 

よくあるのが、ヘアピンを打つときに2回続けて打ってしまった、というのがあります。

 

サーブでフェイントをした

 

サーブを打つときにサーバーかレシーバーが相手をだます動きをするとフォルトになります。

 

サーブを打つフリをした、レシーバーがラケットを振り回した、などがあります。

 

サーブのときは構えたらサーブ以外の動作はしないでおきましょう。

 

POINT

サーブでフェイントの動きをするとフォルトになる

 

相手の邪魔をした

 

故意に相手の動きを邪魔するとフォルトになります。

 

ラケットで相手が打つのを邪魔したり、目隠しをしたりすると、邪魔をしたとみなされてフォルトになります。

 

わざとする人はいないと思うので、気を付けていれば問題ありませんね。

 

ラケットでブロックした

 

ネット前でラケットを立ててブロックするとフォルトになります。

 

ただし、相手のストロークを邪魔していなければフォルトになりません。

 

ラケットが邪魔になっていたかどうかの判断が難しいフォルトで、審判によって判定が分かれます。

 

危ないのでできるだけやらないほうがいいですね。

 

POINT

相手がラケットを振るのを邪魔していなければフォルトにならない

 

壁や天井に接触

 

打ったシャトルが天井や壁に接触するとフォルトになります。

 

天井に当たってから入ったり、壁で跳ね返って入ってもフォルトなる、ということです。

 

※ローカルルールでレットにしている大会もあるので注意してください。

 

天井が低い体育館や、壁の近いコートでよく起こります。

 

ロブを打っただけで天井につく体育館とかあります。(さすがにそんな体育館で大会は開催されませんが^^;)

 

サーブ関係のフォルト

 

サーブ関係のフォルトは主なものだけでもこれだけのフォルトがあります。

  • ラインを踏んだ
  • 足が床から離れた
  • 不当に遅らせない
  • シャトルの台を打つこと
  • 打つ瞬間シャトルが115センチ以下であること

 

フォルトの内容、対策はこちらの記事で詳しく解説してるので合わせてご覧ください。

【バドミントン初心者向け】フォルトとは?フォルトのルールまとめと対策

  この記事で解決できる悩み フォルトってなに? バドミントンのルールでフォルトになるのはどんなとき? フォルトにならないためにはどうすればいい? このような悩みを解決します。   ...

続きを見る

フォルトの具体例5つ

 

次に、フォルトの具体例を紹介します。

 

どんなときにフォルトになるのかはわかったけど、「これはフォルトなのか?」「どっちのチームがフォルトなの?」と悩むことがあると思います。

 

5つの例をもってきました。

  • サーブを構えてから打つのが遅い
  • 空振りしてネットに当たった
  • サーブのときに羽の音がした
  • シャトルの1部分がネットを超えているときに打った
  • サーブでつま先、かかとが浮いた

 

それぞれ解説します。

 

サーブを構えてから打つのが遅い

 

サーブを構えてから打つまでが遅いとフォルトになる可能性があります。

第9条 サービス
第1項 正しいサービスとは
(1)サーバーとレシーバーがそれぞれの態勢を整えた後は、両サイドともサービスを不当に遅らせてはならない。

第13条 フォルト 次の場合は「フォルト」である。
第1項 サービスが正しくない場合(第9条第1項参照)

 

この規則により、サーブの開始を不当に遅らせた場合はフォルトになります。

 

ただし、不当に遅らせたかは時間の基準があるわけではなく、審判の判断によります。

 

つまり、審判が「サーブを打つのが異様に遅いな」と思ったらフォルトになるということです。

 

フォルトにならないために、構えてからサーブを打つまでに遅らせすぎないようにしましょう。

 

POINT

  • 遅らせたという明確な基準は無い
  • 遅らせたと判断されないために早めに打つ

 

空振りしてネットに当たった

 

シャトルは相手コートに落ちたけど、ラケットを振った勢いでネットに当たってしまった、というときはフォルトになる可能性があります。

第13条 フォルト
第4項 インプレーで、プレーヤーが
(1)ラケット、身体または着衣で、ネットまたはその支持物に触れたとき

 

この規則により、ラケットでネットに触れたときはフォルトになりますが、シャトルが先に床に落ちていればフォルトではありません。

 

なぜなら、「インプレーで」と書かれているので、ネットに触れるより先にシャトルが床に落ちると、ラリーが終了したことになり、インプレーではないからですね。

POINT

ネットに当たってもラリーが終わっていればフォルトにならない

 

サーブのときに羽の音がした

 

結論を言うとこれはフォルトではありませんが、判断に困る点として挙げました。

 

サーブを打つときに羽の音がしたら、羽を打ったということでフォルトになるのでは?ということです。

 

第9条 サービス
第1項 正しいサービスとは
(5)サーバーは、ラケットで最初にシャトルの台を打つものとする。

第13条 フォルト 次の場合は「フォルト」である。
第3項 インプレーのシャトルが
(7)同じプレーヤーによって2回連続して打たれたとき(ただし、ラケットヘッドとストリングド・エリアで、1回のストロークで連続して打たれるのは「フォルト」ではない)

 

規則を見ると、サーブのときは最初にシャトルの台を打つこと、2回連続で打つとフォルトだが1回のストロークで連続して打つのはフォルトではない、とあります。

 

シャトルの台とはコルク部分のことで、サーブのときはコルクを打たないとだめですよ、ということです。

 

1回のストロークで連続して打つというのは、1回振るあいだに2回当たってしまうことを言います。

 

つまり、サーブのとき最初にコルクを打っていれば羽の音がしてもフォルトではないということです。

POINT

最初にコルク部分を打てばフォルトにならない

 

シャトルの1部分がネットを超えているときに打った

 

シャトルが全て自分のコートに入っていれば大丈夫ですが、1部分だけ入っているときに打ったらどうなるのかというと、シャトルに当たった位置が自分のコート側であればフォルトではありません。

 

第13条 フォルト 次の場合は「フォルト」である。
第4項 インプレーで、プレーヤーが
(2) ラケットまたは身体で、ネットの上を越えて、少しでも相手のコートを侵したとき また、ラケットとシャトルとの最初の接触点が、ネットより打者側でなかったとき(ただし、打者が、ネットを越えてきたシャトルを、1回のストロークで打 つ場合、ラケットがシャトルを追ってネットを越えてしまうのはやむを得ない)

 

ラケットとシャトルの最初の接触点がネットより自分側であればいいので、自分側にきた部分を打てばフォルトになりません。

 

逆に、明らかに自分側に入りそうな軌道でもネットを超えてから打たないとフォルトになります。

 

こんなにギリギリで打つ状況はそれほどないですが、覚えておくといいでしょう。

シャトルが自分側に入ってから打つ

 

サーブでつま先・かかとが浮いた

 

サーブのときにつま先やかかとが浮いたときですが、フォルトにはなりません。

 

つま先・かかとが浮くとフォルトになる、と教えている人がたまにいるのでこの例を出しました。

第9条 サービス
第1項 正しいサービスとは
(4)サーバー及びレシーバーの両足の一部分は、サービスを始めてからサービスがなされるまで、その位置でコート面に接していなければならない。

 

両足の一部分が床に接していればいいので、つま先だけやかかとだけが浮いた場合はフォルトになりません。

 

どちらかの足が完全に浮いたらフォルトになります。

POINT

つま先やかかとだけが浮いてもフォルトにならない

 

まとめ:フォルトのルールまとめ

 

フォルトのルールまとめと具体例を紹介しました。

 

フォルトのまとめ

  • ネットを超えて打つ
  • ネットに触れる
  • シャトルが体に当たる
  • 自分とパートナーが続けて2回打つ
  • 同じ人が続けて2回打つ
  • サーブのときにフェイントした
  • 相手の動きを邪魔した
  • ラケットをネット前で立ててブロックした
  • 壁や天井に接触
  • サーブ関係のフォルト

フォルトの具体例

  • サーブを構えてから打つのが遅いとフォルトになる
  • ラリー中なら空振りでネットに当たってもフォルトになる
  • サーブで羽の音がしても最初にコルク部分を打てばフォルトにならない
  • シャトルの1部分しかネット超えていなくても当たった位置が自分側ならフォルトにならない
  • サーブで両足の1部分さえ床についていればフォルトにならない

 

これで、フォルトのルールを覚えることができ、フォルトなのか悩んだり、試合でフォルトをしてしまうことも少なくなるでしょう。

 

バドミントンのルールについてもっと基礎から知りたい、という人はこちらもご覧ください。

初心者でも簡単!バドミントンのルールを基本から理解できる5ポイント

この記事で解決できる悩み バドミントンを始めたばかりでルールがわからない 練習や試合で迷惑をかけないために勉強したい 大会で戸惑わないように勉強したい   このような悩みを解決します。 &n ...

続きを見る

 

-バドミントン

© 2023 バドラボ Powered by AFFINGER5