記事を読むと解決できる悩み
- バドミントンの審判の仕方を知りたい
- 審判をするのが不安だな
- 失敗したら迷惑がかかるんじゃ…
このような悩みを解決します。
本記事の内容
- 審判の基礎知識
- 審判の用語
- 審判のコールの仕方
バドミントン初心者でも、大会だと敗者審判で審判をすることが多いです。
審判は確かにやることが多くて大変ですが、毎回同じ作業なので一度覚えてしまえば逆に簡単です。
実際に、初心者の方に一回審判の練習をしてもらったら、大会でも審判をしてくれています。
この記事では、審判の種類やコール方法の基礎知識や、実際の試合の流れを例に審判の役割を解説します。
記事を読むことで、審判がすること、役割、試合の流れが分かり、審判に対する不安が解消されるでしょう。
審判の基礎知識
まずはバドミントンの審判についての基礎知識を解説します。
基礎知識は、
- 審判の種類
- 審判の役割
- 審判をするときに使う用語
の3つです。
それぞれ解説します。
主審と線審とサービスジャッジがある
バドミントンの審判には主審・線審・サービスジャッジの3つがあります。
1試合に主審とサービスジャッジは1人で、線審は2人が一般的です。(世界大会では線審が8人いる大会もあります。)
主審はコートの横に、線審はコートの角に対角線の位置に配置されます。
地方の市民大会ではサービスジャッジがいないところが多いです。
代わりにスコアラーという、点数をめくる人がいる大会もあります。
POINT
主審・線審・サービスジャッジの3種類がある
主審は点数を数える
主審は試合のときには、主に点数を数えます。
数えた点数を声に出してコールし、観客や選手にわかりやすく伝えます。
他にも、サーブが入ったかどうかを判断するのも主審の役割です。
POINT
主審は点数を数えてサーブのジャッジをする
線審はイン・アウトの判断をする
線審はコートのラインを見て、シャトルが入ったかどうかのイン・アウトを判断します。
主審に対してインかアウトかわかりやすく伝えるのが役割です。
POINT
線審はインかアウトかを主審に伝える
サービスジャッジはサーブを見る
サービスジャッジはサーブが正しく行われているかを見ます。
サーブのルールに則っていなかった場合にフォルトと判断します。
世界大会では壊れたシャトルを交換する人としても配置されていますね。
POINT
サービスジャッジはサーブが正しいか判断する
正しいサーブのルールはこちらで解説していますので合わせてご覧ください。
-
-
【バドミントン初心者向け】サーブルールとダブルスで打つ順番を簡単に解説
この記事で解決できる悩み バドミントンでサーブを打つときにどこで打てばいいのかわからない サーブを打つときにフォルトにならないか心配 このような悩みを解決します。 本記事の内容 サーブの ...
続きを見る
審判の用語
審判をするときに使う用語を解説します。
審判用語は多くて大変ですが、審判をするときに必ず使うので覚えましょう。
ラブオールプレイ
ラブオールプレイとは、「0-0、始め」という意味で、試合の最初に必ず言います。
ラブが0という意味で、オールが両チームという意味です。
プレイと言った瞬間に両チームが試合を始めます。
ファーストゲーム・セカンドゲーム・ファイナルゲーム
ゲームの始まりのときにラブオールプレイと言う前に、ファーストゲームと言います。
2ゲーム目であればセカンドゲーム、3ゲーム目であればファイナルゲームです。
1セット目の場合だと、「ファーストゲーム、ラブオールプレイ」と言いましょう。
サービスオーバー
サーブをしたほうじゃないチームが点数を取ったときに言います。
点数をコールする前にサービスオーバーと言ってから点数を言いましょう。
インターバル
点数が11点のときと21点でゲームが終わったときに数十秒の休憩時間があります。
これをインターバルと言います。
11点になったらインターバルと言い、休憩だということを伝えましょう。
ゲームポイント
セットが終わる前の点数のときにゲームポイントといいます。
例えば、20-18のときは「20ゲームポイント18」と言いましょう。
マッチポイント
試合が終わる前の点数のときはマッチポイントと言います。
3ゲーム目の20-18のときや、2ゲーム目に2セット先取で勝ちそうなときに言います。
例えば、20-16のときは「20マッチポイント16」と言いましょう。
実際の審判の仕方とコール方法
次に、実際の試合の流れを参考にしながら審判の仕方を解説します。
- 主審の審判の仕方
- 線審の審判の仕方
それぞれ解説します。
覚えることが多いので何回も読んで覚えましょう。
主審の審判の仕方・コールの方法
主審の審判の仕方とコールの方法を解説します。
主審は試合の進行をします。
試合の流れ
- ラブオールプレイで試合を始める
- 点数を数える
- 11点でインターバルをとる
- 21点でゲームが終了する
- これを試合が終わるまで繰り返す
詳しく解説します。
点数のルールはこちらで解説していますので合わせてご覧ください。
-
-
【バドミントン】点数の数え方とコールの仕方を簡単に解説
この記事で解決できる悩み バドミントンの点数の数え方がわからない 点数の数え方を教えてほしい このような悩みを解決します。 本記事の内容 点数についての基礎知識 点数の数え方と試合の流れ ...
続きを見る
ラブオールプレイで試合を始める
選手と審判が揃ったらラブオールプレイと言って試合を始めます。
1ゲーム目ならファーストゲーム、2ゲーム目はセカンドゲーム、3ゲーム目はファイナルゲームと言いましょう。

これで、選手が試合を始めてくれます。
点数を数える
選手が取った点数の通りに点数を数えます。

このとき、点数を取ったほうのチームの点数を先に言います。
2-0で0点のチームが点数を取ったときは2-1ではなく1-2と言います。
11点でインターバルをとる
どちらかのチームが11点になったらインターバルをとれます。
インターバル、と言って選手に知らせます。

選手は集中していて11点に気付いてない人もいるので、しっかり知らせてあげましょう。
ここで注意することは、先に11点をとったときだけインターバルをとります。
点数が負けてるチームが11点を取ったときはインターバルはとれません。
11点のインターバルは60秒以内と決まっていますが、小さな大会はだいたいでOKです。
大きな大会はストップウォッチが置いてありますので、それで計測しましょう。
21点でゲームが終了する
どちらかのチームが21点目を取ったらゲームが終了します。
20-18の場合はゲームポイントと言いましょう。

絶対に21点というわけではなく、20-20になったら先に2点差をつけると勝ちになるデュースになります。
20-20の場合は22点を先に取ったら勝ちです。
デュースは30点までと決まっていて、29-29のときは先に30点をとったら勝ちです。
これを、どちらかのチームが2ゲーム先取するまで続けます。
線審はラインを見る
線審は試合中ずっとラインを見ていましょう。
イン・アウトを判断して主審に伝えます。
インの出し方
インの場合、片方の腕と手をまっすぐに伸ばし、手の甲を上にして落ちたシャトルの方向に向けます。
このとき、なにも言わずに手を出します。
アウトの出し方
アウトの場合、両腕を真横に伸ばし、手のひらを主審のほうに向けて「アウト」と言います。
アウトのときは声に出して主審に知らせます。
イン・アウトを判断するラインの解説はこちらでしていますので合わせてご覧ください。
-
-
【バドミントン初心者向け】コートの使い方やチェンジのルールを簡単に解説
この記事で解決できる悩み バドミントンコートのラインの使い方を知りたい 試合でわからなくなると嫌だから勉強したい 審判をするときに失敗しないように勉強したい このような悩みを解決します。 ...
続きを見る
審判のコツと注意点
最後に、審判をするときのコツと注意点を解説します。
- 自信を持ってジャッジする
- 主審の権限が強い
- サーブのラインの判断方法
それぞれ解説します。
自信を持ってジャッジする
インかアウトか微妙なときはよくあると思います。
そのときに重要なのが自信を持ってジャッジすることです。
間違っててもいいので、アウトだと思ったらハッキリとアウトと言いましょう。
そうすれば、選手からのクレームも受けにくくなります。
POINT
間違ってもいいから自信を持つ
線審より主審の権限が強い
線審より主審の権限のほうが強いです。
基本的に線審がラインを見てイン・アウトを判断しますが、違うと思ったら主審が覆せます。
主審から遠い場合は線審に任せるのが無難ですが、主審の近くに落ちた場合は自分でジャッジしてもいいですね。
主審は線審のジャッジを覆せる
サーブのラインは主審と線審で見る
サーブのラインは主審と線審の2人で見ます。
後ろと横のラインは線審が、前と真ん中のラインは主審がジャッジします。
特に主審はサーブのジャッジをよく忘れるので気を付けましょう。
見ていなくて焦ることが多々あります。
サーブの後ろと横のラインは線審が、前と真ん中は主審がジャッジする
まとめ:審判のルールとコールの仕方
審判のルールとコールの仕方を解説しました。
審判の役割
- 主審は点数を数える
- 線審はイン・アウトを判断する
審判の用語
- ファーストゲーム、セカンドゲーム、ファイナルゲーム
- ラブオールプレイ
- サービスオーバー
- インターバル
- ゲームポイント
- マッチポイント
コツと注意点
- 自信を持ってジャッジする
- 主審の権限が強い
- サーブのラインは主審と線審で見る
これで審判に対する不安は少なくなったのではないでしょうか。
今回紹介したことを守っていれば失敗することや文句を言われることはほとんどありません。
参考になれば嬉しいです。
バドミントンのルールをもっと知りたいという方はこちらも合わせてご覧ください。
-
-
初心者でも簡単!バドミントンのルールを基本から理解できる5ポイント
この記事で解決できる悩み バドミントンを始めたばかりでルールがわからない 練習や試合で迷惑をかけないために勉強したい 大会で戸惑わないように勉強したい このような悩みを解決します。 &n ...
続きを見る